the Ground-breaking2008 神村恵カンパニー 新作公演『どん底』
【STスポット自主事業】the Ground-breaking 2008
神村恵カンパニー 新作公演『どん底』
2008年2月15日(金)~17日(日)
底辺から這い上がる。
一番スリリングな時間の始まり。
手に取れるイメージは既に死んでいて、もう誰の身体も動かさない。
それを捨てて、身体の勘だけを頼りにただ動くこと。
そういう身体をできるだけでたらめに並べること。
そこからしか、新しいイメージは立ち上がらない、と今は思っています。
●構成・振付:神村 恵
●出演:磯島未来/遠藤綾野/髙橋明子/山縣美礼/神村 恵
●創作協力:岡村泰子
■ 公演概要
2008年
2/15(金)19:30☆
2/16(土)18:00
2/17(日)18:00
*開場は開演の30分前、受付開始は40分前。
*上演時間は約70分を予定。
☆15日(金)は公演終了後、アフタートークあり。
ゲスト:手塚夏子(振付家、ダンサー)
○公演会場
BankART 1929 Yokohama 1929ホール
○チケット料金(全席自由)
前売:2500円 当日:2800円 学生:2000円(前売のみ)
ALIVE ART MATSURI とのセット券:3000円(16、17日)
○チケット予約&お問い合わせ
STスポット URL http://stspot.jp
〒220-0004 横浜市西区北幸1-11-15 B1
TEL 045-325-0411 FAX 045-325-0414
E-MAIL mail@stspot.jp
●主催:STスポット
●共催:横浜市
●企画協力:プリコグ
●助成:芸術文化振興基金、アサヒビール芸術文化財団
●協力:BankART1929Yokohama、赤レンガ倉庫1号館(横浜市芸術文化振興財団)
●特別協力:急な坂スタジオ
■神村恵プロフィール
ダンサー・振付家
幼少よりバレエを学ぶ。国際基督教大学在学中、モダンダンス部にて活動する。
2000年オランダのロッテルダムダンスアカデミーにて1年間学ぶ。04年よりソロ作品を発表し始め、様々なスペースで上演する。06年8月、ダンスがみたい!にて、音楽家の種子田郷との共作で、ソロ公演を行う。06年より、神村恵カンパニーとしての活動も開始。11月、STスポットレジデンシャルアーティストとして、森下スタジオにてワークインプログレス公演を行う。07年2月、冬のサミット2006に参加し、こまばアゴラ劇場にて「山脈」を上演。07年には、イタリア、韓国にて公演に参加するなど、国内外で活動の場を広げている。
「その動きは本当に必要なのか」という疑いをもとに、カンパニー、ソロともに創作活動を行っている。ダンサーとしては、これまでに、伊藤キム、大橋可也などの作品に出演。
草食動物的頑固さと不可解さ
文=伊藤亜紗(ダンス批評・レビューハウス)
人間の「群れ」というのは可能なのだろうか?それもお祭りの熱狂や暴徒のカオスではなく、草食動物のように各自が黙々と目の前の為すべきことに没頭しながらも、全体としてひとつの意識を形成しているように見える、というような意味での群れは。もしかすると人間以前の人間、主体性の輪郭を欠いた原始人間たちは、そんな群れとして存在したのかもしれない―――神村恵カンパニーのダンスには、そんな「草食動物的」とでもいうべき頑固さと不可解さがある。新体操の選手よろしく両腕をV字にあげたまますばやく移動する、床に墜落したように仰向けになったまま背中で跳ねつづける、等々の鈍重きわまりない動きはじじつ鈍臭く滑稽でさえあるのだが、客はだれひとりとして気軽に笑うことができない。「私タチノ論理ハ、私タチダケガ知ッテイル」とでもいいたげな断固たる意志が、舞台全体を通奏低音のように支配しているのだ。不連続な一挙手一投足が空間のあちこちに戦慄を産み落とす。絶対に目が離せない。
Ground-breakingとは
「Ground-breaking」は、「開拓する/地平を切り開く/革新的な/錨をあげる」などの意味をもちます。2005年から始めた本企画では、「Ground-breaking」の意味することを「身体表現」に置き換え、ある種オルタナティブな一面を持ち、身体表現の新たな局面を切り開いているアーティストを紹介します。