logo

ウティット・ヘーマムーン(小説家)× 岡田利規(演劇作家、小説家)『プラータナー:憑依のポートレート』公演概要発表!

宣伝美術:宮村ヤスヲ / 宣伝美術素材提供:ウティット・ヘーマムーン

宣伝美術:宮村ヤスヲ / 宣伝美術素材提供:ウティット・ヘーマムーン

 岡田利規と、タイの小説家ウティット・ヘーマムーンのコラボレーション
『プラータナー:憑依のポートレート』公演概要発表!

【2018年6月 特設ウェブサイト オープン!】
→ 2018年7月中旬オープン予定。

作品について
 本作は、共に1970年代生まれ、同世代である二人の芸術家、ウティット・ヘーマムーン(タイ)と岡田利規(日本)を中心に立ち上がった。
 東南アジア文学賞、セブン・ブック・アワードを受賞し、タイ現代文学の最前線を担う小説家、ウティット・ヘーマムーンと、日本の演劇作家・小説家であり、演劇カンパニー「チェルフィッチュ」主宰として知られる岡田利規。2017年6月にタイで出版されたヘーマムーンによる最新小説『プラータナー:憑依のポートレート』(タイ語タイトルは“Rang Khong Pratthana”)を、岡田の演出によって舞台化する。現代社会への鋭い視座をもって創作を続けるヘーマムーンと岡田の芸術家としての思考が、ここで初めて融合する。

 ヘーマムーンの小説の主人公は一人の芸術家である。1990年代初頭から現代に至るその半生、性愛遍歴を描きながら、同時に芸術家が住む国家であるタイの歴史、政治変動の流れが投影されるという、小説のアウトラインに岡田が強く共鳴したことから、ヘーマムーンの小説を演劇化するという構想が展開した。一人の芸術家の人生を描きながら、そこに演劇ならではの手法で国家と身体、性的な営みと政治変動を重ね合わせ、岡田の演劇が構築される。
 そして今回、contact Gonzoの塚原悠也が、初めてセノグラファーとして岡田とのコラボレーションに挑戦。「痛みの哲学、接触の技法」を謳い、殴り合いのようにもみえるパフォーマンスやインスタレーションの数々で国際的に活躍する塚原の参加により、ヘーマムーンの原作小説から脱皮した、固有のパフォーマンスへの変容が加速するだろう。

 コラボレーションの焦点となるのは、ヘーマムーン、岡田、そしてプロジェクトチームのだれもが芸術家として活動していることであり、本作で語られる主人公も芸術家として同時代を生きていることである。一人の芸術家が、その芸術的活動とそれを取り巻く政治状況の中で自らの創作を探求しながら社会と葛藤し、多くの出会いと喪失を経験していく。
 そこであぶり出されるさまざまな境界線は、政治と国家、支配と権力、欲望と身体、見る者と見られる者など、タイや日本に留まらず、国民国家という枠組みで生きる人間誰もが自ら設定し、また設定された状況で生きることを余儀無くされているものだろう。それらの境界線を越えることとはなにか。同時代を生きる芸術家たちの目を通じて捉えられる新たなビジョンにより、本作は演劇という芸術形式の境界をも拡張していく、意欲的な試みである。

 2016年11月に始まったヘーマムーンとの対話、継続的なリサーチの中で、岡田はタイの俳優とのワークショップ及び出演者オーディションを実施。そこで選出したタイの俳優に加え、タイ及び日本のクリエイティブ・メンバーを迎え、本作は2018年8月にタイ、バンコクにて世界初演、その後フランス、パリでの上演を予定している。今後のプロジェクトの進行と挑戦に、ぜひご注目いただきたい。

プレスリリースはこちら

インタビュー
国際交流基金アジアセンター「ASIA HUNDREDS(アジア・ハンドレッズ)」
ウティット・ヘーマムーン――ひとりの物語から、拡張する芸術へ
http://jfac.jp/culture/features/f-ah-uthis-haemamool/


バンコク公演【世界初演】

2018年8月22日(水)〜26日(日)
@チュラロンコーン大学文学部演劇学科 ソッサイパントゥムコーモン劇場
http://precog-jp.net/events/pratthana-bangkok/

パリ公演 
2018年12月13日(木)〜16日(日)
@ポンピドゥ・センター(フェスティバル・ドートンヌ・パリ/ジャポニスム2018公式企画)
http://precog-jp.net/events/pratthana-paris/

※ 以降、日本公演を予定(調整中)


クレジット
原作:ウティット・ヘーマムーン
脚本・演出:岡田利規
セノグラフィー:塚原悠也
演出助手:ウィチャヤ・アータマート

出演:バンコクでのオーディションを経て選出した俳優

バンコク公演
主催:国際交流基金アジアセンター、株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、公益財団法人セゾン文化財団

パリ公演
主催:国際交流基金、ポンピドゥ・センター
共催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)、フェスティバル・ドートンヌ・パリ
製作:国際交流基金アジアセンター、株式会社precog、一般社団法人チェルフィッチュ
助成:公益財団法人セゾン文化財団

Loading Background Images...