アジアを旅する移動型エクスチェンジ・プラットフォームの制作

「Jejak-旅 Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance 2020 ROXAS」(ロハス)

  • CATEGORY
  • イベント形態|トーク・シンポジウム, パフォーマンス, ワークショップ
  • precogの業務|イベント制作, 国際事業, 人材育成, 地域活性
  • 表現分野|映像, 演劇
  • 開催年|2020

プロジェクト概要

「Jejak-旅 Tabi Exchange」は、アジアのアーティストが3カ年に渡り複数都市を巡回するプロジェクト。「Jejak(ジェジャック)」は、マレーシア語で「歩み」、インドネシア語で「足跡」を意味します。アジアをバックグラウンドに持ち、国際的な舞台で活躍するアーティストが持つネットワークや作品を、アジアのネットワークと繋ぎ、エクスチェンジすることを目的にしています。2020年1月はフィリピンのロハスで開催。今後は沖縄県那覇市での開催を予定しています。

日程: 2020年1月22日〜1月25日(ロハス・フィリピン)
公式サイト: https://jejak-tabi.org/roxas/

作品概要

ミッション

・アジア域内の舞台芸術文化を繋ぐプラットフォームとなり、アーティストや制作者のネットワーキング、作品上演の機会をつくる。
・アジア域内で活動を実践し、アジア社会に緊密に関わるアーティストの同時代的な作品を紹介する。
・2018年に引き続き、代表・中村茜がキュレーター/オーガナイザーの一員を務め、継続的に現代の舞台芸術に関する知識とノウハウをアジアの諸都市で共有し、その文化を醸成させる。

工夫

・開催都市として、島々を繋ぐ中心地とされるフィリピン・ロハスと沖縄県那覇市を選出。各都市を拠点に活動する団体組織と協力してキュレーションを行う。
・東南アジアと日本における舞台芸術、政治、市民活動などトピックを横断したシンポジウムを複数行う。
・フィリピン・ヴィサヤ地方を中心に東南アジア、フィリピン、日本で活動するアーティスト、活動家、文化研究者、学者をゲストに選定。

成果

・新型コロナウイルス感染拡大の影響により、那覇市での開催は延期。ロハスでのみ現地開催した。(2020年12月に那覇・オンライン版を開催)
・シンポジウムを多く実施したことで、アーティスト同士、舞台芸術関係者・制作者、芸術団体同士の活発な議論を促すことができ、フィリピンの植民地の歴史や、現代の闘争と社会活動についての考察が為された。
・学校教師を対象にした演劇ワークショップや、開催都市にまつわる映画上映などを行い、地域の人々に舞台芸術に対する理解を促進させた。

ギャラリー

広報制作物

関連アーティスト

関連プロジェクト

クレジット

共同キュレーター / プロデューサー: 中村茜 (日本)、Helly Minarti(インドネシア)、Green Papaya Art Projects(フィリピン)

リソースパーソン: Muhammad Abe(インドネシア)、MJ Apatan(フィリピン)、Wichaya Artamat(タイ)、Ariane Carandang(フィリピン)、Alejandro Deoma(フィリピン)、神田青(日本)、神里雄大(日本)、Karlo Mongaya(フィリピン)、Ma. Cecilia Locsin-Nava(フィリピン)、野村政之(日本)、Janet Pillai(マレーシア)、Edwin Quinsayas(フィリピン)、Alfian Sa’at(シンガポール)、佐藤未来(日本)

主催: 一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
助成: 国際交流基金アジアセンター、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、Asia-Europe Foundation | Mobility First
協力: Gerry Roxas Foundation、Colegio de la Purisima Concepcion、City of Roxas、The Water Tank / Ang Panublion Museum