2025.11.05

BRIDGE 2025 クリエーション編 採択2団体が決定しました

国際性が創造を豊かにするとは、どういうこと?
「海外ツアー」や「国際共同制作」といった展開の一歩手前にいる、次世代のアーティストやスタッフを対象に、講座と実践を通じて学び考える育成プログラム「BRIDGE」。

このたび、無事にクリエーション編の選考が終了いたしました。今回は学生を含む活動歴3年未満の若手から、活動歴10年以上の中堅まで17団体(うち、演劇12団体/ダンス5団体)の応募があり、書類審査による一次審査と面接による二次審査を経て、2団体を選出しました。

選考にあたってはプログラムを通して、国際性から創作を考え、自らの創作を深化させることができるか、という観点からメンターと事務局が検討を重ね、「岩澤侑生子」「餓鬼の断食」の2団体とクリエーションを進めていくことになりました。改めてご応募いただいた皆様、ありがとうございました。

クリエーション編の様子はSNSやnoteにて随時レポート予定。
2026年2月4日(水)〜5日(木)に早稲田小劇場どらま館で開催される公演に向けて、メンターとともにどのような対話や思考を重ねていくのか。今後の展開にもぜひご注目ください。

下記に参加団体のプロフィールを掲載いたします。
公式WEBサイトには、メンターによるコメントも掲載しておりますので、あわせてご覧ください。


餓鬼の断食
2021年に川村智基が旗揚げ。団体名の「餓鬼の断食」はことわざから。意味は当然のことをことさらに言い立てて人前を繕うことのたとえ。スラングを多用したハイテンボの会話劇によって、現代を生きる人々の内面を丁寧に描き出す作風が特徴の『vol.シリーズ』。既成戯曲を他ジャンルのアーティストとのコラボレーションを通じて立ち上げる『戯れシリーズ』。演技表現の延長線上にあるダンス的身体性の獲得を目的とした創作に取り組む『企みシリーズ』。
の3つを軸に活動している。関西演劇祭2023 ベスト演出賞、第8回全国学生演劇祭 審査員優秀賞、WINGCUP2021 最優秀賞など。 (写真:松本尚大)

岩澤侑生子
俳優、司会、ライター、中日翻訳家。京都出身。東映京都スタジオ(現・東映京都俳優部)にて子役デビュー。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。新国立劇場演劇研修所 7 期修了生。アジアの歴史と中国語を学ぶため、2018 年から台湾に留学。現地で CM、MV 等の映像作品への出演、台湾観光局のオンライン講座などの司会を務めた。2022 年に淡江大学にて修士号(文学)を取得後、令和6年度文化庁新進芸術家海外研修員として台湾に滞在。現在は俳優のほか、司会、日台コーディネート、絵本の翻訳なども手がけている。