2026.01.05

新年あけましておめでとうございます!

昨年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます
新しい年が素晴らしい一年になりますよう
みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます

あけましておめでとうございます。
日ごろよりお世話になっている皆様、応援してくださる皆様、そして協働してくださる皆様に、心より感謝申しあげます。

プリコグは、今年20周年を迎えます。

プロジェクトベースで、常に形を変えながら動き続けてきた私たちが、20年という時間を生き延びてこられたのは、制度や組織の強さというよりも、出会いと協働の連なりによるものだと思っています。これまで関わってくださったすべての皆様に改めて御礼申し上げます。多大なるお力添えを本当にありがとうございました。

設立当初は、チェルフィッチュやニブロールといった作家・カンパニーの創作環境を整えること、また吾妻橋ダンスクロッシングのような実験的で横断的な表現の場をつくることから活動がはじまりました。その後、横浜、那須、別府、国東といった土地で、地域の歴史や風土、記憶に耳を澄ましながら、アートプロジェクトや芸術祭のプログラムをつくり、さらには90都市に及ぶ国際交流事業へと活動の射程を広げてきました。

近年は、配信・メディア事業「THEATRE for ALL」を起点に、アクセシビリティや情報保障の実践を通して、「誰が、どのように、芸術に出会えるのか」「表現活動をどのように地域課題に応用できるか」という問いに向き合う時間が増えました。それは、障害や福祉、まちづくり、ジェンダー、多文化共生といった社会の具体的な課題と、芸術の現場が交差する地点を、あらためて探り直す営みでもありました。

また、これまでプリコグが培ってきた知見やネットワークを業界の内外にひらき、共有する機会にも恵まれ、作家の国際展開を支援する「IN TRANSIT」や、「障害と創作・鑑賞の場づくり」を学ぶ連続講座「STAGE for ALL」など、育成事業にも取り組んでいます。

このように、アーティストとの創作活動を中心に据えながら、その創造性をできる限り最大化するため、ローカルにもグローバルにも、芸術活動が社会のさまざまな層との接点を多角的に見出すことに注力してきました。

20年という年月を経て、プリコグのような小さな組織が、働く環境を整えながら、メンバーそれぞれの気持ちやライフステージの変化を受け止めつつ事業を継続していくことの難しさにも直面してきました。一方で、各メンバーが培ってきた専門性を持ち寄り、信頼する仲間として協働できる場へと育ってきたことに、かけがえのないチームへの確かな手応えも感じています。

それぞれが個性と専門性を発揮できる現場を持つようになった今だからこそ、これからの20年は、メンバー一人ひとりの輪郭や活動がより見えてくるはずです。どうぞご期待ください。

個人的には、これからの20年をかけて、創作・地域活動・国際交流・アクセシビリティという、これまで培ってきた横断的なノウハウを重ね合わせながら、3年、5年、10年と継続することで、作家と地域の新たな創造性の発露を見いだせる活動や、芸術の実践が地に根を張っていくような取り組みに、引き続き貢献していきたいと考えています。

答えを急がず、遠回りを恐れず、より丁寧に人と人が向き合える場づくりから立ち上がる実践を、皆様とともに重ねていけたら幸いです。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社precog 代表 中村茜

2026年は1月7日(水)より通常営業いたします

2026年 注目プロジェクトPICK UP!

◾️IN TRANSIT ー異なる文化を横断する舞台芸術プロジェクトー

IN TRANSIT 令和7年度成果報告会より(Photo:Ryohei Tomita)

2024年度からスタートした「IN TRANSITー異なる文化を横断する舞台芸術プロジェクトー」は、2年目を迎えました。劇作家・演出家、制作者・プロデューサー、舞台監督、批評家ら計15名の育成対象者が、それぞれの活動の国際的な展開を目指して、レクチャーや海外視察等のプログラムに参加しています。

IN TRANSITのWEBサイトではプロジェクトを通して、得られた気づきや知恵を言語化し、ひらく記事コンテンツや、本プロジェクトに参加している批評家によるレビューを掲載しています。是非ご覧ください!


◾️BRIDGE 創造のための国際性を学ぶ 次世代の舞台芸術を担う人材育成プログラム

合同ディスカッションより

BRIDGEは、「海外ツアー」や「国際共同制作」といった展開の一歩を踏み出すその手前にいる、次世代のアーティスト及びスタッフの方々を対象に、講座と実践を通じて学び考える育成プログラムです。本事業では、オンライン講座編・クリエーション編、2つのプログラムを実施しています。

第二回目となる今年度のクリエーション編では、選考の結果、「岩澤侑生子」「餓鬼の断食」の2団体を採択。篠田千明氏と横堀応彦氏とのメンタリングを経てブラッシュアップした作品を、2026年2月4日〜5日に早稲田小劇場どらま館(東京)で上演します。ご期待ください!

上演と公開ディスカッション

日程:2月4日(水)〜5日(木)
会場:早稲田小劇場どらま館


◾️GOOD DIALOGUE LABORATORY

GOOD DIALOGUE LABORATORY(2024)より

よき対話を通じて表現の可能性をひらく。「GOOD DIALOGUE LABORATORY(GDL)」は、表現者・企画者が誰もが創作の環境や手法を選択できる世の中を目指し、昨年より活動をスタートしました。今年度は、視点を深め、創作やその環境におけるインクルーシブを実現するための技術や方法にフォーカスし、未来の表現をともに築くプログラムとして展開していきます。

1月〜2月にかけて、気軽に参加できるオンライントーク(全3回)と2日間の研究会を開催します。ご興味のある方は、ぜひご参加ください!

オンライントーク(全3回)

日程:
1月26日(月) 19:00〜21:00
1月27日(火) 19:00〜21:00
1月29日(木) 19:00〜21:00

研究会

日程:
2026年2月14日(土)、15日(日) 
※両日参加必須


◾️STAGE for ALL 「多様なつくり手と創作すること」と「多様な鑑賞者に作品を届けること」を考える実践講座

「障害のある人と考える舞台芸術表現と鑑賞のための講座 2024」より

STAGE for ALLは、「障害と創作や鑑賞の場づくり」について考えながら実践する企画・制作者のための連続講座です。オンライン講座とワークショップ講座を通じて、劇場職員、パフォーミングアーツの企画者やアーティストなど、さまざまな現場の実践者同士で集い、それぞれに活かせる視点や工夫を共有し、ともに考えます。

1月と2月には、関心に応じて選べる1泊2日の合宿形式の講座を実施します。作品鑑賞やワークショップ、視察などを通じて、障害のある人との表現や鑑賞について専門家や当事者と共に考え、対話を重ねます。座談会や感想シェアも行い、学びを現場に活かすことを目指します。

ワークショップ講座

日程:
<東京>1月24日(土)〜25日(日) 
<奈良>2月21日(土)〜22日(日) 
※申込受付終了


◾️美術・工芸の現場ではたらく人のための契約レッスン

フリーランスアーティスト・スタッフのための契約レッスン(2024)より

文化庁 令和7年度委託事業「芸術家等実務研修会」として、美術・工芸分野のアーティストやアートワーカーを対象に、法律家とともに契約を楽しく学ぶ勉強会を開催します。全体監修は、文化芸術分野に精通しアーティストを法律面から支えるシティライツ法律事務所。複雑な法律を活動に引き寄せて理解できるよう、丁寧にサポートします。

文化庁の「適正な契約関係構築ガイドライン」をわかりやすく解説したガイドブックを配布し、金沢・京都・東京・名古屋の4都市とオンラインで講座を実施。地域のパートナーや法律専門家と連携し、「楽しく、実践的に学ぶ」をテーマに、アーティストのトークやワークショップなどを通じて、すぐに役立つ知識をお届けします。みなさまのご参加をお待ちしております。

オンライン講座

日程:
1月16日(金)、1月30日(金)
19:00〜21:30

実地講座

日程:
<東京>2月3日(火)18:00〜20:30
<金沢>3月4日(水)18:00〜20:30
<愛知>3月5日(木)18:00〜20:30
<京都>3月6日(金)18:00〜20:30


◾️EPAD × THEATRE for ALL

舞台芸術のデジタルアーカイブを推進するEPADとTHEATRE for ALLが協働し、EPAD収集作品の内の数作品に、字幕や音声ガイドなどの情報保障をつけて舞台作品映像の配信をはじめ、文化芸術をバリアのある人たちにもひろく楽しんでいただくためのさまざまな取り組みをすすめています。

4年目の取り組みになるEPAD×THEATRE for ALLの今年度の配信ラインナップをTHEATRE for ALLで公開しています。2.5次元ミュージカルや現代演劇の名作、話題作など全5作品です。1月下旬の配信開始まで楽しみにお待ちください!

映像配信

◾️ヌトミック『何時までも果てしなく続く冒険』
◾️こまつ座『紙屋町さくらホテル』
◾️ヨーロッパ企画『切り裂かないけど攫いはするジャック』
◾️MANKAI STAGE『A3!』 ~Four Seasons LIVE 2020~
◾️舞台『チ。 ―地球の運動について―』


◾️岡田利規の活動情報

precogがマネジメントするアーティスト岡田利規の直近の活動情報をご紹介します。

今年4月からは新たに、東京芸術劇場の芸術監督(舞台芸術部門)に就任します。アーティスティック・ディレクターを務める舞台芸術祭「秋の隕石」とあわせて、今後の活動にご期待ください。

ダンス作品兼演劇作品
『ダンスの審査員のダンス』

<長野>
日程:1月12日(月・祝)
会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター) 小ホール
<福岡>
日程:1月25日(日)
会場:J:COM 北九州芸術劇場 中劇場


KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』

<神奈川>
日程:2月13日(金)〜3月1日(日)
会場:KAAT 神奈川芸術劇場<大スタジオ>
<兵庫>
日程:3月7日(土)〜8日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
<新潟>
日程:3月15日(日)
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
<京都>
日程:3月21日(土)〜22日(日)
会場:ロームシアター京都 サウスホール


ハノーファー・シャウシュピールハウスでの新作レパートリー作品『Sliding Away』

日程(初演):5月13日(水)
会場:Ballhof Eins
公演詳細


◾️山吹ファクトリー

precogが運営する新宿区山吹町にあるフリースペース「山吹ファクトリー」は、公演稽古やワークショップ、イベント、撮影、配信など様々なことにご利用いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。

空き状況

カレンダーからご確認ください。

precogスタッフ

代表取締役/エグゼクティブ・プロデューサー 中村茜

アーティストプロデュース事業部

チーフ・プロデューサー 黄木多美子
プロデューサー 水野恵美
広報/プロジェクト・マネージャー 星茉里
広報 小仲やすえ
プロジェクト・オフィサー 齊藤実雪
プロジェクトアシスタント 石塚晴日、千田ひなた

THEATRE for ALL事業部

チーフ・プロデューサー/チーフ・エディター 篠田栞
プロデューサー 田澤瑞季
プロジェクト・マネージャー 斉藤友理
マーケター/プロジェクトアシスタント 西多恵子、箕浦萌
WEBマスター/プロジェクトアシスタント 清水恩

アドミニストレーション部

アドミニストレーション・オフィサー 河野真紀、平岡久美
広報マネージャー 田井中未来
デスクアシスタント 岩井美菜子、齊藤浩子

アソシエイト

アソシエイト・プロデューサー 金森香、﨑山貴文
アソシエイト・プロジェクト・マネージャー 遠藤七海
アソシエイト・ワークショップ・デザイナー 栗田結夏
アソシエイト・アクセシビリティコーディネーター 林芽生
アソシエイト・マーケター 渡辺希美
アソシエイト・ライター 山﨑健太
アソシエイト・エディター 松本綾香
アソシエイト・プロジェクトアシスタント 石川佳音