アジアを旅する移動型エクスチェンジ・プラットフォームの制作

「Jejak-旅 Tabi Exchange: Wandering Asian Contemporary Performance 2018」(ジョグジャカルタ、クアラルンプール)

  • CATEGORY
  • イベント形態|トーク・シンポジウム, パフォーマンス, ワークショップ, 展覧会
  • precogの業務|イベント制作, 国際事業, 人材育成, 地域活性
  • 表現分野|ダンス, 演劇
  • 開催年|2018

プロジェクト概要

「Jejak-旅 Tabi Exchange」は、アジアのアーティストが3カ年に渡り複数都市を巡回するプロジェクト。「Jejak(ジェジャック)」は、マレーシア語で「歩み」、インドネシア語で「足跡」を意味します。アジアをバックグラウンドに持ち、国際的な舞台で活躍するアーティストが持つネットワークや作品を、アジアのネットワークと繋ぎ、エクスチェンジすることを目的にしています。2018年にはインドネシアのジョグジャカルタ、マレーシアのクアラルンプールで開催しました。

日程: 2018年7月13日〜7月20日(ジョグジャカルタ・インドネシア)、2018年9月20日〜30日(クアラルンプール・マレーシア)
公式サイト: https://jejak-tabi.com/

作品概要

ミッション

・これまであまり議論や文脈化がなされていなかったアジアの舞台芸術の歴史や風潮を分析し、言語化する。
・アジア域内を繋ぐネットワークやプラットフォームが数少なく、国際的に活躍する東南アジア出身のアーティストであっても自国で上演する機会が少ないことから、上演機会を作り、アジアの共有の知識を蓄積していくことを目指す。
・国際的に活躍する参加アーティストやプロデューサーを、現地のアーティストや芸術団体、舞台関係者のネットワークと繋ぐ。

工夫

・インドネシア・ジョグジャカルタとマレーシア・クアラルンプールの2都市で同じアーティストの作品を発表する。
・作品に関連したワークショップ、パネル・ディスカッション、トーク、レクチャーなど様々な企画を展開。
・すでに国際的に知名度のあるアーティストだけでなく、独自のテーマや美学を持ちローカルで活動するアーティストを紹介する。

成果

・大規模フェスティバルや見本市のようなマーケットではなく、アーティストの創造性を重視し、インフォーマルな時間を共有したことで、アジアで活躍するアーティスト同士や、舞台芸術関係者・制作者、芸術団体同士のカジュアルな交流を促進することが出来た。
・作品への批評的な関わり方と、文化を越えて作品を読解することで新たな知識を得ることの重要さをについて、アジアの舞台芸術ネットワークの関係者で共有できた。

ギャラリー

広報制作物

メディア掲載情報

クレジット

共同キュレーター / プロデューサー: 中村茜 (日本)、Helly Minarti(インドネシア)、Lim How Ngean (マレーシア)
共同プロデューサー: Linda Mayasari [Cemeti Innstitute of Art and Society (インドネシア)]、Akademi Seni Budaya dan Warisan Kebangsaan (ASWARA) (マレーシア)、Damansara Performing Arts Centre (DPAC) (マレーシア)
招聘アーティスト: Pichet Klunchun(タイ)、Padmini Chettur(インド)
主催: 一般社団法人DRIFTERS INTERNATIONAL
助成: 国際交流基金アジアセンター、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)