神里雄大『カオカオクラブ.mp3』
- CATEGORY
- イベント形態|オンライン配信, パフォーマンス, フェスティバル
- precogの業務|イベント制作
- 表現分野|演劇
- 開催年|2020
プロジェクト概要
ドイツ・ブラウンシュヴァイクの国際舞台芸術祭「フェスティバル・テアターフォルメン」への参加作品。新型コロナウイルス感染症の影響でフェスティバルがオンライン開催となったことに伴い、神里雄大初のオンライン作品としてウェブ上で音声作品とそのテキストを公開しました。本作は、2019年12月から2020年2月にかけて、《南方から「歴史」を読み換えるリサーチコラボレーション》として、マレーシアの演出家・キュレーター・研究者のマーク・テとともに琉球諸島・タイ北部を巡り実施したリサーチを経ての新作であり、今後展開していくオンラインシリーズの第一作でもあります。
日程:2020年7月11日〜7月13日
公式サイト:http://khaokhaoclub.mystrikingly.com/
作品概要
ミッション
・新型コロナウイルス感染症の影響でオンライン開催となったフェスティバル・テアターフォルメンにて、神里雄大初のオンライン作品を発表する。
・国際フェスティバルへのオンライン参加にあたり、日本の観客にも積極的に広報を行い、注目度を上げる。
・今回の作品がマレーシアのアーティスト、マーク・テとのリサーチコラボレーションの成果であり、今後も継続するシリーズの第一弾であることを周知し、観客の継続的な興味を喚起する。
工夫
・特設ウェブサイトを日英で作り、これまでの神里雄大のリサーチの様子の分かる地図やフェスティバルのコンセプトの和訳などを掲載。作品に関する情報を充実させた。
・作品公開前に神里雄大のインタビューを実施し、プロジェクトの立ち上げからオンラインで音声作品を発表するに至った経緯、テーマや手法など作品背景に関する記事を日本の観客向けに発信した。
成果
・音声とテキストによる演劇作品の発表というこれまでの作品とは異なる形式をとったことにより、神里雄大の作家性や演劇に対する考え・姿勢を捉え直し、改めて言語化して観客に伝えることができた。
・オンラインでの作品配信を行なうことで、当初予定されていたドイツ現地での開催ではリーチしづらかった日本の観客にもシリーズのイントロダクション的な作品として認知され、今後の展開への期待を喚起した。
・オンラインでの国際フェスティバルの参加、配信にあたり、言語対応や鑑賞に至るまでの設計などアクセシビリティを高めるための工夫の余地があることが分かり、次回以降のシリーズ展開に向けてアイディアを得ることができた。
ギャラリー
広報制作物
-
ウェブサイト
メディア掲載情報
- 2020年6月3日:神里雄大がドイツの国際舞台芸術祭に参加、音声作品「カオカオクラブ.mp3」配信|ステージナタリー
- 2020年6月3日:YAHOO!ニュース(ステージナタリー配信)
- 2020年6月11日:神里雄大がドイツの国際舞台芸術祭に参加、「カオカオクラブ.mp3」配信|演劇最強論-ing
- 2020年7月9日:『カオカオクラブ.mp3』神里雄大インタビュー|precog note
-
2020年7月10日:蒸留酒で琉球諸島を俯瞰 神里雄大 独舞台芸術祭で新作|琉球新報
プレスリリース
クレジット
作・演出:神里雄大
出演:浦田すみれ
音響デザイン:和田匡史
ドラマトゥルク:玄宇民
プロデューサー:黄木多美子(precog)
プロジェクトマネージャー:水野恵美(precog)
英語翻訳:オガワ・アヤ
ドイツ語翻訳:Jerome Mermod
協力:平岡あみ、小川恵祐、鷲尾英彰、森下スタジオ
===
共同リサーチ:マーク・テ
企画制作:株式会社precog
主催・製作:一般社団法人P、岡崎藝術座
共同製作:Festival Theaterformen 2020
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、公益財団法人セゾン文化財団(助成事業:南方から「歴史」を読み換えるリサーチコラボレーション)
協力:国際交流基金アジアセンター、国際交流基金バンコク日本文化センター、Jarunun Phantachat、Teerawat Mulvilai