「バリアフリー能」事前解説動画の企画制作

横浜能楽堂『おしえて!横浜能楽堂のひみつ』

  • CATEGORY
  • イベント形態|オンライン配信
  • precogの業務|バリアフリー対応
  • 表現分野|映像
  • 開催年|2022

プロジェクト概要

横浜能楽堂が2000年より年に1回開催している「バリアフリー能」。多様な人々が一緒に能・狂言を楽しむためのサポートを取り入れた公演にあわせ、やさしい日本語と字幕を用いた事前解説動画を横浜能楽堂と共にprecogが企画制作しました。

◼︎precogの業務
バリアフリー対応

◼︎プロジェクト期間
2021年11月〜2022年3月

◼︎プロジェクト体制
企画制作:横浜能楽堂(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、株式会社precog
製作:横浜能楽堂(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会

◼︎関連リンク
横浜能楽堂公式サイト:https://yokohama-nohgakudou.org/

作品概要

宇宙人のこども・ノガックくんが横浜能楽堂を初めて見学します。案内は、能楽師の中村昌弘さん。横浜能楽堂のひみつをやさしい日本語で教えてくれます。

プロセス

■横浜能楽堂さんからの依頼

バリアフリーに力を入れ、先進的な取組みを行う公立劇場・横浜能楽堂。

これまで「バリアフリー能」の公演前に本舞台や楽屋を見学できる施設見学ツアーを開催されてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で開催が困難に。

前年に視覚障害や聴覚障害のある方でも楽しめる動画を独自に制作され、今回は「知的発達障害や子供にもわかりやすい動画を作りたい」という依頼を受け、precogが動画企画の提案・動画の制作進行を担いました。

▷THEATRE for ALL LABマガジン
100の回路#15 公立劇場として能楽のバリアフリーに取り組む横浜能楽堂の取り組み

■楽しく、わかりやすい動画って?

一口に「子供向け」といっても対象年齢をどこに設定するかによって表現が変わってくるため、横浜能楽堂にヒアリングしながら、普段、社会科見学などで訪れる「小学校高学年以上」を対象にすることを決定。対象に合わせた内容や言葉遣いを用いるとともに、「あの通路は何?」「どうして松の絵が描かれているの?」「音が面白い!」など、素朴な疑問や感覚的な楽しみを盛り込むことを提案しました

また、やさしい日本語を用いることや、聴覚障害の方も鑑賞できるような字幕や画面構成など、THEATRE for ALLの事前解説動画「2つのQ」で培ったラーニングのノウハウ随所に盛り込み、新しいことを知るワクワク感を動画にしました。

 

■オリジナルキャラクター「ノガックくん」

子供が楽しめる工夫として、ノガックくんというキャラクターを作成。ノガックくんと一緒に学んでいく形式をとることで、楽しみながら学ぶことのできる動画となりました。子供のみならず、大人の方々からも能に親しみやすくなったと感想をいただきました。

成果

■横浜能楽堂との協働

劇場に行かなくても施設の見学ができ、誰にとっても分かりやすく、能に関心を持ってもらう方法をディスカッション。バリアフリーの取組みを実践する公立劇場と共に、「劇場を開く」ための動画制作を手がけることができました。

■バリアフリー×ラーニング

バリアフリーに配慮しつつラーニング要素を盛り込んだ動画を作成。THEATRE for ALLで培った「動画配信」や「動画のアクセシビリティ」のノウハウ、「子供向けワークショップ」での経験を活かし、企画制作することができました。

■幅広い層からも好評!

子供向けのわかりやすい動画を目指したところ、能のことをあまりよく知らない大人の方々にも楽しんでいただくことができ、幅広い層に能の魅力を伝えることができました。

ギャラリー

クレジット

出演:中村昌弘
声の出演:入江冴来
キャラクターイラストレーション:コルシカ
キャラクター音声収録:北島とわ(Portowal birch)
撮影・編集・映像ディレクション:内田圭
企画制作:横浜能楽堂(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、株式会社precog
製作:横浜能楽堂(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会