株式会社precogより新年のご挨拶
昨年は格別のご愛顧を賜り厚く御礼を申し上げます
新しい年が素晴らしい一年になりますよう
みなさまのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
昨年のprecogも引き続き「『新しい価値』を社会実装する、”表現”の未来をつくる」をキーワードに、舞台作品や映画祭、ユニバーサル上映会、講座&ワークショップなどを制作しました。国内外でチェルフィッチュ3作品の発表や、contact Gonzo×やんツーや蓮沼執太×水尻自子などの実験的なコラボレーションなど多彩なプロジェクトを手掛けました。また、中間支援事業として全国事務局の運営や人材育成事業など、アートと福祉を横断する事業をさらに深める一年となりました。
precogは芸術文化と社会、そして世界、さらにアートと福祉の架け橋として表現活動をたくさんの方々にお届けできるよう、精力的に取り組んでまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします!
株式会社precog 一同
2024年は1月9日(火)より通常営業いたします
2024年 注目プロジェクトPICK UP!
皆様と会場でお目にかかれますことを楽しみにしております。ぜひお出かけいただけたら幸いです。
■チェルフィッチュ新作 待望の国内ツアー決定!
2023年5月オーストリア・ウィーンにて世界初演を迎えた、作曲家・藤倉大さんとのコラボレーションによるチェルフィッチュ新作『リビングルームのメタモルフォーシス』が、いよいよ日本ツアーを開催します!満を持して東京・神戸・名古屋の3都市を、日本のアンサンブル(東京・名古屋:アンサンブル・ノマド、神戸:神戸市室内管弦楽団)とともに巡回。演劇と音楽のパフォーマンスを舞台上に並置することによりフィクショナルな空間を生み出すことを目指す、チェルフィッチュ/岡田利規の意欲作。続報をお楽しみに。
また、『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』をはじめとするチェルフィッチュ/岡田利規作品は、春季・秋季海外ツアーも予定。今年もチェルフィッチュの活動をお見逃しなく!
■”表現”の可能性を追求する話題作3本を全国5都市にて上映!
監督トークや音遊びの会ライブもお見逃しなく!
「音の行方」「こころの通訳者たち」「へんしんっ!」は、既存の価値観にとらわれない表現の可能性を探る注目の話題作。全会場で、監督やプロデューサーによるアフタートークを実施します。また、福岡・京都会場では注目の即興音楽集団「音遊びの会」によるライブパフォーマンスも!?ぜひお気軽にご来場ください!イベント詳細はこちら。
◉注目の3作品 日本語字幕付きでの上映! ・『音の行方』(107分) 知的障害がある人と即興音楽の出会いが生み出す新たな世界。観客と演者、表現と遊びを縦横無尽に横断するアーティストたちの17年におよぶ軌跡を描く。 ・『こころの通訳者たち What a Wonderful World』(94分) 演劇や映画を視聴覚障害者に届けることに奮闘する通訳者たちを追った、日本唯一のユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」製作のドキュメンタリー 。 ・『へんしんっ!』(94分) 電動車椅子を使って生活する石田智哉監督が障害者の表現活動の可能性を探るドキュメンタリー。 <スケジュール> ・1月20日(土) 会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 スタジオA トーク:平塚千穂子(プロデューサー/CINEMA Chupki TABATA 代表) ・1月27日 (土) 会場: 福岡市美術館 ミュージアム ホール トーク&ミニライブ:野田亮(監督)、音遊びの会 ・2月3日(土) 会場:いわき芸術文化交流館アリオス 小劇場 トーク:平塚千穂子(プロデューサー/CINEMA Chupki TABATA 代表)、石井健介(ブラインドコミュニケーター) ・2月10日(土) 会場:東京芸術劇場 シアターイースト トーク:石田智哉(映画監督) ・2月17日(土) 会場: ロームシアター 京都 ノースホール トーク&ライブ:野田亮(監督)、音遊びの会 |
■劇場をつくるラボ 「音で遊べるワークショップ型上映会」開催!
さまざまな楽器を使って音を探し、映像に音をつけて遊びながら鑑賞する赤ちゃんからお年寄りまで一緒に楽しめるワークショップ型の上映会を、重度障害のある方とともに開発しました。2024年は、1月30日工房集(川口太陽の家)、2月7日こぴあクラブ(第3こぴあクラブ 枝川)と開催決定!蓮沼執太(音楽家)× 水尻自子(映像作家)によって制作された日常や音にフォーカスしたノンバーバルショートアニメ『PAPER?/かみ?』なども上映します。2月7日の上映会には小学生の参加者を募集します!詳しくはTHEATRE for ALLより近日お知らせ!
■”学べる”オンデマンド講座配信中!
フリーランスーアーティスト・スタッフのための契約レッスン
フリーランスのアーティスト、スタッフとして活動する方に向けに”業務委託契約”について学べる研修会(音楽、舞台美術、映像、美術分野対象)のアーカイブ映像。「契約」とは?という基礎から、「発注者」「受注者」双方の目線で、気をつけるべきポイントを弁護士が解説!フリーランスで活動をする中で、仕事の依頼がきたときに”契約”における交渉をどのようにしたら良いかわからない!何に気をつけるべきなの?などの疑問にお答えします。『契約ガイドブック』と『契約書ひな型』のダウンロードも可能!アーカイブ映像視聴に合わせて、ぜひご活用ください!
障害のある人と考える舞台芸術表現と鑑賞のための講座 ~入門編~ <期間限定(〜3月31日)日本語字幕付き>
「芸術文化の価値とは何か?」を考えてみたことはありますか?中村美亜先生(九州大学大学院芸術工学研究院・教授)を講師に文化芸術にまつわる企画を考えるにあたって、芸術文化活動からどんな変化がどのように起きるのか、芸術文化がひらくダイバシティやインクルージョンの可能性を考える講座からスタートした入門編!!2回目以降の講座も、「合理的配慮から考える障害の社会モデル」や「障害当事者の視点からいまの創造環境についてきく」座談会などここでしか聞けないテーマが目白押し。リアルタイムでの受講を逃してしまった方のために期間限定アーカイブを公開中!この機会をお見逃しなく!
■EPAD × THEATRE for ALL バリアフリー対応映像配信開始!
日本の舞台芸術史における貴重な作品から気鋭の若手の最新作まで、舞台芸術を俯瞰するように多彩な作品群をアーカイブしている『EPAD』と連携しTHEATRE for ALLにて、舞台作品のアーカイブ映像に音声ガイド、バリアフリー字幕、手話などのアクセシビリティをつけて、1月に配信開始いたします!作品ラインナップは1月中旬公開予定!お楽しみに!
■THEATRE for ALL 再始動!
動画の配信サービスに加えて、よりひろくアートと福祉のコンテンツをお届けするメディアとして再スタートしたTHEATRE for ALL。リアルな芸術鑑賞の場が復活しつつある今この時にこそ、アートと福祉の実践者にお届けしたい、インタビューシリーズ「100の回路」を好評連載中です。今後も、学びのコンテンツや新しいコーナーが続々登場予定ですので、どうぞお楽しみに!年末年始おすすめトピックはこちら
■スタッフnoteはじめます!
本年より【スタッフnote】シリーズをスタート!プロデューサーやプロジェクトマネージャー、バックオフィスの面々など、precogスタッフが日々の中で感じていることをみなさんにもシェアできればと思います。それぞれの視点からどのような話題が飛び出すのか。どうぞお楽しみに♪noteはこちら
2023年トピック総まとめ
■チェルフィッチュが3作品を発表!
チェルフィッチュ × 藤倉大 with クラングフォルム・ウィーン『リビングルームのメタモルフォーシス』
チェルフィッチュ/岡田利規とロンドンを拠点に世界で活躍する作曲家・藤倉大氏、ウィーンの現代音楽アンサンブルのクラングフォルム・ウィーンが初めてコラボレート。ウィーン芸術週間(オーストリア)にて世界初演、その後ハノーファー(ドイツ)・アムステルダム(オランダ)でも上演し、高い評価を得ました。
(撮影:Nurith Wagner-Strauss)
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映像演劇『ニュー・イリュージョン』
スクリーンなどに投影された等身大の役者の映像と観客の想像力によって「演劇」を立ち上げる〈映像演劇〉最新作。2022年の東京・韓国に続き、2023年6月シンガポール、8月ジャカルタへとアジアツアーを展開しました。
(撮影:冨田了平)
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<ノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト>チェルフィッチュ『宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓』
チェルフィッチュが、2021年より日本語の可能性を開くべく行なってきた、日本語を母語としない俳優との協働を行うノン・ネイティブ日本語話者との演劇プロジェクト。東京・京都・烏鎮(中国)にて上演し、好評を博しました。
(撮影:前澤秀登)
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■先鋭的なアーティストとコラボレーション!
TRANSLATION for ALL トランスレーション フォー オール
身体表現の翻訳を考えるフェスティバルを開催。作家が独自のアクセシビリティに挑戦しながら作品発表を行うとともに、バリアフリー字幕、手話、英語字幕等にも対応した映像作品の配信を行いました。
(撮影:加藤甫)
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新人Hソケリッサ! と公園で踊ろう! 3daysワークショップ・パフォーマンス
大田区蒲田で親しまれるタイヤ公園(西六郷公園)にて、ダンスワークショップを開催。子供から大人、障害の有無に関わらず、それぞれの身体から生み出される表現をみんなで一緒につくりました。
(撮影:岡本千尋)
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■連続講座事業が好評!
文化庁委託事業 障害のある人と考える舞台芸術表現と鑑賞のための講座
舞台芸術にまつわる事業を企画する制作者やアーティストの方々へ向けて、共に学び考える講座を入門編と企画・実践編の2部門で開講。2024年1月、2月には受講生以外も参加いただけるドキュメンタリー映画の上映会が実施されます。
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■中間支援事業として全国連携事務局を運営しています
■作品や鑑賞環境のバリアフリー化を進行中!ユニバーサル上映会や映画祭を多数開催!
EPAD × THEATRE for ALL ユニバーサル上映会
バリアフリー字幕や音声ガイド、手話弁士つきなど、さまざまな鑑賞サポートで舞台芸術のバリアを取り除く上映会を東京芸術劇場にて実施。障害当事者の方やご家族が多数ご参加くださいました。
(撮影:宮田真理子)
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劇場をつくるラボ2023
全国の福祉施設と鑑賞体験を考える「劇場をつくるラボ」。映像作品を鑑賞しながら、声や体、身の回りにあるものを使って、作品に音をつけて鑑賞する「音で遊べるワークショップ型上映会」を開発。今年度全国5箇所で開催します。
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■岡田利規の作品も続々上演!
岡田利規 脚本・演出 木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』
歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する木ノ下歌舞伎、鶴屋南北の代表作『桜姫東文章』を木ノ下裕一氏の監修・補綴のもと、岡田が新たに脚本を書き下ろし、演出しました。
(撮影:前澤秀登)
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『あなたが彼女にしてあげられることは何もない』@KOBE Re:Public Art Project
森山未來氏がメインキュレーターを勤める神戸市経済観光局主催のアートプロジェクトにて、岡田利規 作・演出の本作を片桐はいり氏とともに上演しました。
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KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『掃除機』(作・岡田利規、演出・本谷有希子)
岡田が2019年ミュンヘン・カンマーシュピーレ劇場に書き下ろし自ら演出した作品『The Vacuum Cleaner』(ドイツ語上演)を、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演として、演出家・本谷有希子氏の演出により、日本語にて日本初演。
(撮影:加藤甫)
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岡田利規『No Horizon』@ドイツ・タリア劇場
ドイツ・ハンブルクにあるタリア劇場のレパートリーとして新作を発表。ベルリン演劇祭テアタートレッフェンの“注目すべき10作品”に選出された前年の『Doughnuts』に引き続き、タリア劇場のレパートリー作品としては2作品目となります。
(撮影:Fabian Hammerl)
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precogスタッフ
代表取締役/エグゼクティブプロデューサー 中村茜
アーティスト事業部
チーフ・プロデューサー 黄木多美子、水野恵美
プロジェクトアシスタント 村上瑛真、石川佳音
バリアフリーコミュニケーション事業部
チーフ・プロデューサー 兵藤茉衣
プロデューサー 星野麻子、田澤瑞季
プロジェクトコーディネーター 林芽生
プロジェクトマネージャー/ワークショップデザイナー 星茉里
プロジェクトアシスタント 西多恵子、齊藤実雪
アドミニストレーション部
アドミニストレーションチーフ・マネージャー 斉藤友理
アドミニストレーション・オフィサー 福本さくら、河野真紀、平岡久美
広報マネージャー 田井中未来、松本綾香
デスクアシスタント 齊藤浩子、岩井美菜子
プロジェクトアシスタント 清水恩、箕浦萌
THATRE for ALL 編集長 篠田栞
アソシエイト・シニアプロデューサー 金森香
アソシエイト・ディレクター 大久保玲子
アソシエイト・ディレクター 山川陸
アソシエイト・マネージャー 小倉明紀子
アソシエイト・プロジェクトマネージャー 遠藤七海、武田侑子
アソシエイト・ライター 山﨑健太
アソシエイト・エディター 今井浩一
アソシエイト・ワークショップデザイナー 栗田結夏